※肩書はインタビュー時点のものです

ロクシタンジャポン株式会社

豊かな自然に包まれるフランス南部のプロヴァンスに生まれ、2016年に40周年を迎えたライフスタイルコスメティックブランド「L’OCCITANE(ロクシタン)」。厳選された植物由来の化粧品を通じて、自然と伝統を敬い、その素晴らしさを共有したいというフィロソフィのもと、プロヴァンスのライフスタイルを提案するコスメティックブランドとして、1998年に日本上陸。その後、全国主要都市の路面店や百貨店、ステーションビル、ショッピングモールなどに、110店舗、更にEC事業も展開。

ブランディングや店舗への影響が不明。リアルリテールゆえの悩みも。

Q. マーケティングにおいて、これまで抱えていた課題を教えて下さい

ロクシタンのマーケティングチームは、プロダクトマーケティング、オフラインメディアでの出稿・PR・広報を担当するPRマーケティング、そしてデジタルマーケティングの3つに分かれていました。ゆえに、それぞれKPIが異なり、マーケティング活動全体を語ることができていないこともありました。本年度中より、1つのマーケティング部としてチームが統合され、現在、これまで投資してきたオフラインメディアへの出稿・露出、デジタルも含めたマーケティング活動を可視化し、ブランディングは何から醸成されているかを明確にしていくフェーズです。

さらに、デジタルに特化した課題は、店舗とのリレーションでした。これまでもデジタルKPIは、Eコマースと店舗売上でしたが、今後さらにデジタル施策が店舗集客へ与える影響を可視化し、より強い協力体制を築くことが求められています。

マーケティング活動が可視化できる。MAGELLAN(マゼラン)への期待

Q. MAGELLANを導入された理由を教えて下さい

まずマーケティングチームとしては、自分たちの活動が売上に貢献していることを可視化したいという思いがありました。またファイナンスなどからは、各種マーケティング効果を可視化することで、コストの最適化につなげたいという要望もあります。さらに、ロクシタンの主力販売チャネルは、全国に展開する店舗です。ギフト需要や季節性なども論理的に数値で可視化し、店頭プロモーションや商品ディスプレイにつなげたいというリテールからの興味もありました。それぞれの部署から、「こんなことができそう」という期待があります。

気温が下がると商品が売れる?店舗で語られていたこれまでの仮説を検証へ

Q. MAGELLANの分析結果に対する印象を教えて下さい

これまで継続的に実施してきたブランディングアクティビティの効果を可視化できたのは、とても印象的でした。特に、テレビCMや雑誌など、オフラインメディアなどの数値化がしづらい領域について、MAGELLANによる分析の結果、売上との相関関係が見られました。ブランディングは、将来のお客様とのエンゲージメントを作るための、投資価値のあるアクティビティです。この思いを再確認し、マーケターが自信を持って仕事に取り組めることは大切です。

Q. リアルリテールとの協業はいかがでしょうか?

店舗では、年間15回ほどプロモーションと呼ばれるキャンペーンを行っています。日々の売上に対し、季節要因を含めた多角的な分析がMAGELLANで行えるようになりました。驚いたのは、「最高気温が10度を下回ったら、保湿製品を中心に売上が上がる」という現場の感覚が数字としてもあらわれたことです。個人的にはとても驚きましたし、現場の声が数字となって実証されたことを大変嬉しく感じました。さらに、サーチから来店というパスが大きいこともわかりました。

これまで、デジタル施策がリアルな集客にどれほどの効果があるのか、懐疑的な想いや意見を聞くこともあったのですが、今回MAGELLANで売上との相関関係が証明されたので、今後これを異なるチーム間で共通指標としていきたいと思っています。また、LINE公式アカウントについても引き続き売上へ大きな貢献が期待できるツールとして活用していきたいと思います。

Q. 最後に、マーケティングにおいて目指す姿について教えて下さい

直近では、デジタルと店舗、リアルイベントなどすべてのチャネルを活用した “バルーンジャーニー” という大きなブランディング活動を行いました。このような投資を、来年・再来年へつなげるためにどうするか、MAGELLANを軸に考えていきたいです。そして、全体的なマーケティングコミュニケーションを、成果予測が可能なものにしていきたいです。特に「やってみてどうだったか?」という振り返り中心だったソーシャルメディアの運用も、あらかじめ効果を想定した設計を行いたいです。いずれは、マーケティング活動の分析をマーチャンダイジングのコントロールにも結びつけられたらと考えています。

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データサイエンスで王者に挑む、
プリマハムのマーケティング変革

執行役員 マーケティング本部分掌
片桐 修二 氏

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「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」という企業理念のもと、ハム・ソーセージや食肉、加工食品を製造・販売。主力ブランドである「香薫®あらびきポーク(以下、「香薫®」)」や「スマイルUP!®」シリーズをはじめ、多様な消費者ニーズに応える幅広い商品ラインナップを提供し、日々の食卓を支えています。

取り組み内容
為替変動や原材料価格高騰など外部環境が変化する中、プリマハム様は限られたリソースでの成果最大化と、価格に頼らない「ブランド力」による市場でのポジション確立を目指し、データドリブンな意思決定基盤の構築に取り組んでいます。そして、データに基づく説得力ある戦略立案と組織連携による目的・目標の明確化を実現しました。